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オッズパークグランプリ2007観戦記
オッズパークGP 12日、水沢1600mを舞台に行われた「オッズパークグランプリ2007」(3歳以上オープン 地方競馬全国交流)は手に汗を握る実に見応えのある一戦となった。
 戦前はタイガーマスクの逃げが予想されたが、熱発のために除外。それでミツアキタービンが果敢に先手を奪って主導権を握った。「最近ちょっとズブくなっているので、早めの競馬をさせたい」と田口調教師がコメントしていたが、ミツアキタービンは帝王賞以降、ゲート出がひと息。そのような中で東川騎手はすばらしいスタートダッシュを決めた。
 前半3ハロンが推定で36秒2。もちろんハイペースだが、オープンでこれぐらいのタイムは決して珍しくないし、続く4ハロン目は12秒9に落として絶好の逃げに持ち込んだはずだった。2番手にはエフテークリニック、その外にニシノグレイシャ、内にサイレントエクセルの隊列で落ち着くかに見えたが、1周目スタンド前では最後方にいたダイワフォーチュンが向正面で一気にスパートをかけ、2番手まで進出した。
 通常、向正面で一旦ペースダウンするのだが、逆にペースアップ。これが驚異のレコード更新に繋がったのは言うまでもない。
 それゆえ3コーナーで早くも東川騎手の手が動いたのも当然、ミツアキタービンの手応えが決して悪くなった訳ではなかったのだ。
 一方、1番人気に支持されたテンショウボスはジックリ後方待機策を採り、ダイワフォーチュンが捲くりをかけたのを見て満を持してスパート。結果的にワンテンポ遅らせたのも功を奏し、直線はミツアキタービン、テンショウボスのマッチレースに持ち込まれた。
 勢いではテンショウボスが圧倒的に上回り一旦リードしたが、再び差し返すミツアキタービン。この強じんな粘りには舌を巻いたが、ラスト50mでテンショウボスがジワジワ突き放して快勝。岩手のファンから大喝采を浴びた。

 しかし、まだおまけがあった。電光掲示板のタイムが点滅している。それはレコード更新を意味し、確認したら02年、トーヨーリンカーンがマークした1分39秒3を大幅に上回る1分38秒5!従来のレコードを0秒8も更新する大レコードを樹立した。
 これがレースの激しさを如実に物語るものであり、お見事テンショウボス、そして敗れ尚強しミツアキタービン。現時点で今年のベストレースだと断言できるほど最高の攻防を見せてくれた。
【松尾康司】
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